【不妊】日常生活での注意点

専門的な検査を受けても原因がはっきりしなっかった場合はもちろん、専門的な治療を受けた場合でも、日常生活を改善していくことが不妊症の治療効果を高めることに役立ちます。

中でも体を冷やさないように心掛けることが大切です。

冷え症の人は、下半身の冷えによって不妊症を招いていることがよくあります。気温の低い季節には、体を冷やさない服装を意識してください。夏のクーラー対策も必要です。

積極的に体を温めるには、足を温めるのが効果的です。足の裏に小さな使い捨てカイロを当てておくだけで、全身が温かくなってきます。

入浴も効果的です。全国各地に「子宝の湯」がありますが、温泉で体を温めることが不妊症の治療に役立つ事は歴史的にも証明されていますね。

もちろん、家庭のお風呂でも十分です。お湯から手首を出しておくと、長時間入っていてものぼせることがなく、しっかりと体を温めることができます。

体を冷やす食べ物にも注意してください。生の野菜、果物、アイスクリームやシャーベットなどは体を冷やすと言われています。これらの食品は、なるべく控えていただきたいです。

妊娠するためには、体調を整えておくことも大切です。

極端に瘦せていて体力がない人や、極端に肥満している人は、妊娠しにくいとも言われています。バランスの良い食生活を心掛け、良好な健康状態を保つようにしましょう。

ビタミン不足も妊娠に悪影響を及ぼします。不足しないようにビタミン類を豊富に含む新鮮な野菜を十分とるようにしてください。ただし、生野菜は体を冷やすので、なるべく加熱調理して食べることをお勧めします。加熱によって破壊されるビタミンもありますが、かさが減ってたくさんの野菜を食べられるので、結果的には加熱調理した方がビタミンを多くとることができます。

貧血や冷えの予防には、鉄分の補給も必要です。赤身の牛肉や豚肉、貝類、ほうれん草や小松菜などの青菜、ヒジキなどの海藻類には、鉄分が豊富に含まれています。

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