胃腸のトラブル
胃の働きが衰えて起こる症状
胃がもたれるという症状は、食べた物がいつまでも胃の中に残っているために起こります。
食事の内容にもよりますが、通常は食後3時間ほどで胃の中は空になります。
ところが、胃の働きが低下していると、それ以上経過しても、内容物が胃から出て行かず、
胃がもたれるという症状が引き起こされてしまいます。
このような状態になる原因はいくつか考えられます。
一つは、様々な原因で胃炎になってしまい、消化力が衰えてしまう場合です。
粘膜が炎症を起していたり、胃液の分泌が衰えていたりするため、消化活動が進まず、
食べた物が長時間残ってしまいます。
その他にも、胃下垂で胃が骨盤の方まで下がっている場合が考えられます。
胃の内容物が出て行きにくくなっているのに加え、胃壁の筋力も弱いため、どうしても胃が空になるまでに時間がかかってしまいます。