「じんましん」の養生法

規則正しい生活が予防の第一歩

じんましんが出るかでないかは、その時の体調や精神状態に大きく左右されます。
体調がよく抵抗力もあれば、食べ物が少々合わなかったりストレスがあったりしても、じんましんが出ることはそうありません。
特定のアレルゲンがある場合でも、体調のよいときは症状も違ってくるのです。アレルゲンのある場合は、それを遠ざけることが第一歩ですが、同じくらい大切なのは体調を整えることです。

そして、体調を整えるには、まず規則正しい生活をすることです。特に内臓は、夜にからだを休めることで正常な働きが保たれるので、夜更かしは避けましょう。
また、からだの冷えは体調を崩す原因となります。冷たいものの摂り過ぎ、薄着に気を付け、夏場は冷房にも気を配りましょう。

 

バランスの良い食生活で抵抗力をつける

食事に気を付けることも、大きなポイントです。
刺激の強いエビやカニ、香辛料、チョコレートなどの摂り過ぎに注意しましょう。 アレルギー体質を改善したり、免疫力をつける働きのある食べ物を積極的にとると、予防の効果が期待できます。バナナやさつまいもに含まれるビタミンB6、ヨーグルトなどの乳酸菌 などの他、ミカンや小松菜などに含まれるビタミンC、αリノレン酸、γリノレン酸の摂取が効果的です。
もともと胃腸が弱く、食べ物にあたりやすい人は、殺菌作用の高い紫蘇もよいです。
また普段から皮膚疾患の出やすい人は、皮膚を健康にして防御機能を高める亜鉛やゴマをとるとよいでしょう。 そして内臓の働きを助けるためにも、だらだら食べたり、夜遅くに食事をしたりすることは、なるべく避けることです。

 この記事をシェアする
症状別治療法一覧